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肉:肉と元気

  • 文/木村倫子 写真/田中青佳
  • 2014年11月16日
  • 読了時間: 2分

商店街の一角で、90歳くらいのお義母様がお肉が好きだとおっしゃる方がいて 「あら、ウチもよ」と別の方。 「歳をとったら、お肉を食べた方がいいと言うけど」「そうそう」 「長生きするほど元気だから、トンカツでもビフテキでも美味しく食べられるのかしら。  どっちが先か分からなくなっちゃう」「ほんとにねぇ」 なんてひと盛り上がりありました。 たしかに肉を食べるときは気合が要ります。 そう感じるときは、食べ時ではないのかもしれません。 身体より気持ちの問題でしょうか。 これは、舞台に立つことのある女性から聞いた話。 明日は本番なのに身体が弱っている、何とかしたい! そんな日には、特別上等の肉をじっくり焼いて食べるとよいとか。 医学的なことは分かりませんが 背水の陣で挑めば、普段は気の張る肉だからこそ 怖くてデキる先輩みたいに力になってくれそう。 そこまでピンチでなくとも、ステーキや焼き肉は 積極的に食べた方が美味しいものです。 煮た肉は、もう少しやさしくて、なんとなく食べても許してくれるいつもの味方。 肉じゃが、ポトフ、牛すじの煮込み…… 一緒に煮込んだ食材との協調性にも心がなごみます。 落ち込んだとき~平常心の時につつきたいのは、こんなひと皿でしょう。 焼きつけて煮た肉も忘れちゃいけません。(でも揚げ物と生食については忘れてください…) すき焼きです。 甘辛い味付けは、毎日向きではないかもしれませんが 焼いた豪快さと、割り下の湿っぽさを兼ね備えた希有なお肉柄。 合格してすき焼き、落ちてすき焼き、出世してすき焼き、ふられてすき焼き…等々。 いかがでしょう、どれも様になるような気がしてきませんか。 さらに想像してください。 「お肉もらっちゃった。すき焼きにしない?」 そんな電話がかかってきたと。お相手はご自由に。 心浮き立つようなら、それがお肉の力であり 今日のあなたの元気です。(適当肉占いより)

 
 
 

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